861457 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

会長の独り言

会長の独り言

嵯峨ガス入社編

社長


嵯峨ガスセンター入社編


 そういう経緯をへて、うちの会社、嵯峨ガスセンターに入りました。
昭和61年4月1日の25歳の時でした。



     さあ、、改革をしまくるぞー!!



 そんな意気込みがあったんですが、、
当時男性で、一番下の年令です。

 20代があと一人だけ、、
そんな平均年齢の高い会社でした。



 だから、何とかわたしが帰ってくるまで、
何とか頑張ろうと思ってくれていた母の社長と、
実際に実務をしていた母の弟の店長は、心配をしました。



    あまり、最初から飛ばしすぎんときや。。


    みんなが付いて来れへんかもしれんで。。



 へー、、そんな考えもあるんだ・・・


と、少し面食らった、、って感じでしたが、
まあ、納得もできましたので、最初の朝礼では、


「3年間も修行させていただきありがとうございます。
 これからは、嵯峨ガスセンターで、目一杯、頑張りますので、
 今後とも、どうぞ、よろしくお願いします!」



 これだけの挨拶でした。

今の話の長いわたしからは、




       想像も出来ない、短さ。。(笑)



とにかく、一社員として、仕事をスタートしました。

でも、驚き、驚き、驚き、、の連続でした。

恥をさらすようで、かっこ悪いですが・・・、書きます。




まず、勤務中にもかかわらず、堂々とわたしを喫茶店に誘う人がいます。


就業時間が終われば、周囲が仕事をしてようが、事務所の中で、酒盛りをする人がいます。


始業10分前でも、、出社している人のほうが少ないです。


毎日、誰かが遅刻をしています。


無断欠勤もしょっちゅうでした。

  でも、、またあいつか・・って感じで、誰も怒りません。



机の上に書類が散見していて、机の色がわかりません。


日曜当番が留守番電話のスイッチを切れないのです。

  すると、日曜に電話がつながらないので、
  土曜の夜は、留守番電話を入れられず、電話が鳴りっぱなし状態です。


朝礼を聞かずに伝票処理をしている人がいます。


わたしのロッカーには、昭和40年代の新聞が入ってました。


お客さんとの訪問約束は、こんな感じです。

 「分かりました、行けたら行きます!」

 「え? 明日は無理なんですか?」
 
 「だから、行けたら行きますって!」


 こんな会話が平気でありました。



これは、すごい会社に入ったもんだな~



      正直な感想です。。(苦笑)



 そりゃー、社長や店長の心配するのもわかりますわ。


でも、めげずに、
そこから、いろんな事をやっていきました。


 と言っても、

最初の一年は、わたしの実績を見せる事と、人の採用だけです。



 採用面接は、わたしがしましたから、
新しい人には、わたしの考えている事をぶつけました。


 実績を見せると言っても、
頑張りましたから、、成果は出ます。


 仕事とは、こうやるんだ!


     って感じかな?(笑)


でも、、

年上の人ばかりだから、、偉そうなそぶりは、一切なしです。


 そのうちに、新入社員の人が反応をしだしました。
以前からの社員さんも、何人かが反応しだしました。



     もっとも、無反応の人が多かったけど。。(苦笑) 



 その年は、嵯峨店を建替えるということで、
設計にたずさわって、いろんなアイデアを出しました。
現場管理も少ししました。。


 11月のオープン前は、
イベントの準備とかで、通常の仕事は、もうストップです。


    オープンセールは、、大入り満員でした。



イベントと言うのは、人が来ないものだと、思い込んでいた人たち。

どうせ、、あいつがやっても、人なんか来るかと思っていた人たち。


    そんな人の見る目が変わったかな?



    勝手に、そう思ってるだけですが。。(笑)




 年が明けたときから、経営に携わりました。

まずは、方針の作成です。
一般社員に流す前に、社長、店長に説明をしました。


「・・・・・・・・(無言)」


「そうやな、、仕方がないかな。。」



 少し意味がわかりませんが、

了解をもらいました。。(笑)



 それから、当時の責任者クラスに流しました。

二つに反応が分かれました。


1、これで会社が変わると、目を輝かせる人


2、こんな事を本当にやるの? と、難しい顔をする人



     2の人は、その後、みんな辞めていきましたけど。。



 それまでにも、何人か辞めました。

辞める理由が、


「一生懸命に仕事をしないといけないなら、辞めさしてください!」


      なんか、訳のわからない理由です。。(笑)



 そうこうして、会社が変わりかけてきました。


ここだとばかりに、、いろんなことを手がけました。


      反発、反抗、反乱、、何でも来い。



社員さんの待遇向上になること
お客さんのためになること


      そのためにやるんだから、、何でも来い!



      そんな感じでしたね~。。(笑)



 頑張りたくないって人は、辞めていきました。
新人さんをたくさん採ろうと思ってましたが、
当時バブル景気前で、思うようには行かなかったのですが、



      何とかなる!

 

 根拠のない自信でしたが、何とかなりました。

リフォームを手がけよう、と思うと、建築士が採用できました。
営業を拡大する、と思うと、営業マンが採用できました。



      わたし、、運がいいんです。。(笑)



 そして、ついに、2年目の年末に、
当時のサービスショップで、
一番目立つキャンペーンだったファンヒーターで、




      なんと、なんと、、


      全ショップの中で一番になったのです。



 220社あったショップの中で、1番です。
わたしもビックリですし、メンバーもビックリです。


大阪ガスさんもビックリですし、
同業者の人もビックリです。



    「なんか、あったんか? どうなってるんや?」


    「何か変な事しよったんか?」


    「どんな秘密があるんや?」



 でも、何の事はないです。

みんなが持っていた力を出しただけなんです。


 メッチャ優れた人もいませんでした。

今まで、そんなに売れなかった人が、本来の力を出しただけなんです。



      それだけなんです。。


      でも、、


      ここから、すべてがスタートしたのでした。




© Rakuten Group, Inc.